赤いミナミヌマエビは、メダカなどのタンクメイトやコケ取り要員として人気があります。
しかし、ノーマルのミナミヌマエビに比べて赤くて美しい個体が多く、「もっと増やしたい!」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、手間をかけずに10匹から100匹以上に増やす飼育方法を初心者向けに解説します。
赤いミナミヌマエビを増やすための基本ポイント
1. 水槽・容器は10ℓ以上
- 目安はNVボックス13(安価で入手しやすい)
- ただし夏場は水温上昇に注意
- 炎天下では深さのある容器を選ぶ
- 遮光ネットを使えばNVボックス13でも対応可能
2. マツモを入れる(最重要ポイント)

- 稚エビの隠れ家になる
- 水質浄化にも役立つ
- エビの生存率を大きく左右する
👉 マツモがあるだけで「エビが増える環境」が一気に整います。
3. 赤玉土を入れる
- 水質を安定させる
- バクテリアの住処になる
- マツモの生育も良くなる
自然に近い環境ができ、エビも快適に過ごせます。
4. メダカを入れる
- メダカの残り餌がエビの餌になる
- 餌やりを意識しなくても自然に循環
ただし、稚エビはメダカに食べられる可能性があるため、水草やマツモの量を増やして隠れ家を確保しましょう。
餌やりの注意点|失敗の原因は「かまいすぎ」「餌のやりすぎ」
初心者が一番失敗するのは、餌を与えすぎて水質を悪化させることです。
- 基本は「餌なし」でも生きていける
- エビ用フードやザリガニの餌を与えすぎると → 残餌が腐敗 → 水質悪化 → 全滅の危険あり
特に立ち上げ初期は水が不安定で、悪化すると一気に崩壊します。
慣れるまでは餌を与えないことを徹底しましょう。
水槽が安定してきたら少量の餌を
環境が落ち着いたら、夜にエビ用の沈下性フードを一粒だけ与えてみてください。
- 夜行性なので夜の方が活発に食べる
- すぐにエビが集まってくる様子を観察できる
- 1匹が独占してしまっても「足りないくらいがちょうどいい」
👉 餌の与えすぎは絶対に避けましょう。
残餌チェックの工夫
筆者は苦土石灰を小さな容器(おちょこ程度)に入れ、その中に餌を置く方法を使っています。
こうすると残餌が見つけやすく、水の汚れを防げます。
まとめ|放置気味で増えるのが赤いミナミヌマエビ
- 容器は10ℓ以上
- マツモ+赤玉土で自然環境を再現
- メダカを一緒に飼えば残餌がエビの餌に
- 餌やりは「少なめ」どころか「ほぼ無し」でOK
この環境を整えるだけで、10匹からでも100匹以上に爆殖していきます。
赤く美しいミナミヌマエビを、水槽いっぱいに繁殖させてみてください。







