メダカや金魚の飼育経験がある方にとって、次に挑戦してみたい生き物としておすすめなのが赤いミナミヌマエビです。
小さな体で水槽を元気に歩き回る姿はとてもかわいらしく、丈夫で初心者でも安心して飼育できます。
もし「水槽も初めて!」という方は、まずは水槽立ち上げや基本的な飼育方法を紹介した記事を参考にしてみてくださいね。
赤いミナミヌマエビの魅力とは?
1. 赤いんです。そしてかわいいんです。
赤いミナミヌマエビの魅力は、とてもシンプル。
赤いんです。
小さいころから赤いんです。
そして、かわいいんです。
このわかりやすい魅力に惹かれる人が多いのも納得です。
2. 他の「赤いエビ」との違い
「赤いエビ」と聞いて、レッドビーシュリンプやレッドチェリーシュリンプを思い浮かべる方も多いでしょう。
- レッドビーシュリンプ:赤と白のコントラストが美しく、一大ブームを巻き起こしました。
- レッドチェリーシュリンプ:全身が鮮やかな赤色で、水槽内でもひときわ目立ちます。
ただし、これらは非常に繊細。ヒーターを使った水温管理が必須で、上級者向けです。
一方、赤いミナミヌマエビは日本の気候に適応できる丈夫さが最大の魅力。
暑い夏や冬の寒さにも強く、屋外飼育でも越冬できるほどです。
「手間をかけなくても元気にいてくれる」――このタフさが、忙しい方や初心者にぴったりです。
赤いミナミヌマエビの飼育で注意すること
ノーマルのミナミヌマエビと一緒に飼える?
以前ヤフオクでいただいた質問にこんなものがありました。
「今、水槽でミナミヌマエビを飼っています。赤いミナミヌマエビも気になっているのですが、一緒に飼えますか?」
答えは――一緒に飼えます。相性もよく、同居は問題ありません。もちろん子どもも生まれます。
色が薄まるリスク
ただし、ここで注意点。
赤いミナミヌマエビは、赤の発色を固定化するために代々選別されてきたエビです。
ノーマルと交配すると、赤が薄くなったり、茶色っぽい子が出たりしてしまいます。
「ピンクのエビが生まれるかも!」と思うかもしれませんが、残念ながらそうはなりません。
赤いミナミヌマエビは“選別”が楽しい
赤いミナミヌマエビ飼育のだいご味は、なんといっても選別の楽しさです。
休日になると小さな網を持って、水槽から赤いミナミヌマエビをすくう。
その中から、より赤の発色が強いエビたちを集め、プラケースでじっくり観察。
- 体全体の赤さ
- 背中の赤いラインの濃さ
そんなポイントを見ながら、「この子はナンバー1水槽へ!」と選び抜いていきます。
ただ飼うだけでなく、選んで育てる楽しみがある。
これこそ、赤いミナミヌマエビならではの奥深さだと思います。
まとめ|丈夫でかわいくて奥深い
赤いミナミヌマエビは、
- 日本の気候に適応する丈夫さ
- 小さいころから赤いかわいらしさ
- 選別飼育で「より赤い個体を育てる」楽しみ
これらを兼ね備えた、とても魅力的なエビです。
メダカや金魚の次にチャレンジする生き物としてもぴったり。
ただの丈夫なエビにとどまらず、“選別”という奥深い世界を楽しませてくれます。
あなたの水槽でも、ぜひ赤いミナミヌマエビの魅力を体験してみてください。